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メンテナンスブログ 2023.03.26

メインモーターベアリング交換

今回モーターベアリング交換についてご紹介したいと思います。

モーターとは他にも電動機と呼ばれ回転体を使用する機械には必ずと言っていいほど備えついている物です。

コンプレッサーにもモーターはついており主に圧縮機とモーターの二つが心臓部分と言えます。

もちろんモーターにも整備が必要です。

その整備とはベアリング交換です。

ベアリングとは軸受けとも呼ばれ、モーターの主軸をなめらかに回転させる部品となります。

 

ベアリングは内輪、外輪、ボールの3層でできており抵抗をなくすためにグリスが入ってることがあり

そのグリスが熱で溶けることや年数によっては乾燥しグリス本来の役割を果たさなくなることがあります。

それによって起きるのが異音やもっと酷いとベアリングが回転してる最中に破損しモーターロック(固着)が起きゆる可能性があります。

ですので弊社では、振動計等の装置を用いて、耳では感じ取れない振動や異音をチャックします。このモーターの異音チェックや稼働時間によってお客様にベアリング交換を含むメンテナンスを提案しております。

 

日本の整備の主流は、故障してから行う修理ではなく、少しでも異常を感じたら、また多くの経験上から故障が起きやすい寿命の前にメンテナンスをする。予防保全が当たり前になっています。

お陰様で、20年前ぐらいには緊急の電話がかかってきて、

 

モーターから煙が出てるぞ!

仕事が止まっちまったぞ!大至急修理をしてくれ! 

なに!すぐこれないだと。

もうお前の所は二度と来るな!

 

の様な押し問答はなくなりました。

いまはほとんどすべての工場様がリスク管理をしっかりした会社様で、更に予備機もあり、さらに、その先のバイパス配管等も充実しています。

 

上記の写真ですが左側が交換前のベアリング・右が交換後のベアリングです。

見て分かるように交換前はグリスがベアリングカバーから漏れております。

こうしてベアリング内部のグリスが徐々に失いグリス切れとなります。

 

ベアリングにも種類がありベアリングカバーがついておらず注入できるタイプもあります。

そういった注入タイプは決められた時間ごとに注入してもらえると長持ちに繋がります。