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メンテナンスブログ 2022.03.26

バルブCP「5k保圧弁」の中はこんな風になっているんです

 今回のブログでは、ほとんどのコンプレッサにある「バルブCP」別名 逆止弁付き5k保圧弁という部品を、紹介します。

役割

・コンプレッサーの圧力を、0.5Mpa(5k)を超えたら、ユーザー側にエアーを送る.

(低い圧で排出すると流速が早くなり油分を持ち出してしまうため)

・コンプレッサーの内部にエアーが入らないようにする、逆止弁

(逆圧がかかると稼働に余分なエネルギーが必要になるため)

 

部品

上の写真がバルブCPの分解した、状態です。

この中の金色の部品とOリングというゴムの部品が、メンテナンスの時の交換対象になります。

それ以外は基本的に灯油(洗浄剤)でオイルなどの汚れを落として、再利用します。

この時に重要なのは、【絶対に小さいバネをなくさない】です。

勿論他も重要なのですが、最も小さくて一番なくしやす、このバネが無いと、ちゃんとした役割を果たさないのです。

上の写真は、バルブCPを組み付けるところです。

組付け方法

*やり方が二つある物は、両方書きます。

1 Oリングにグリスを塗ります

2-1 バルブCPを組み付けるところの内部に付ける

2-2 筒状の部品に付ける

3 小さいバネに「薄く」グリスを塗ります

4-1 バネの先端の大きさが、異なる場合は、先端の穴が大きい方を先に筒状の部品の穴に入れます

4-2 バネの先端の大きさが、同じな場合は、筒状の部品に入れるまでは同じですが、その後グリスで穴を塞ぎます(バネが落ちないようにするため)

5 バルブCPをバネの入れてある穴に入れます

6 入れた後に、上下に動くか確認します(必ず)

7 バルブCPの黒いところに、グリスを塗ります

8 筒状の部品の表面にグリスを塗ります

9 8の状態の部品を組付けるところにまっすぐに入れます

10 大きいバネに薄くグリスを塗り、9にところに入れます

11 シム(丸い板)という部品に

・一枚ならそのまま

・二枚以上ならグリスを塗って

   大きいバネの上に置きます

12 カバーにボルトを入れ、上から押さえながら、ボルトを締めていきます

13 ボルトを締め終わったら完成です

 このバルブCPは、コンプレッサーのkw数によって大きさは様々ですが、やり方は同じです。

これで今回のブログを終わりたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

                                                           久保